『最強ボクっ娘列伝』Vol.1

 はじめに

最強ボクっ娘列伝とは。

世に点在する最強に可愛いボクっキャラクターの情報をひとつひとつ精査しながら集約し、ボクっという文化がこの時代に確かに存在したことを後世まで伝え残す、
そんなインターネット文化遺産を目指すページです。

と、大それたことはさておき……。

メジャーからマイナーまで、とにかく私が気に入ったボクっ娘キャラクターを紹介していくコーナーです。

新しくボクっ娘キャラ達と出会うきっかけになっていただければ幸いです。

今回は記念すべき第1回。
栄えある初陣を飾るのは一体だれなのか。
バイクと旅するあの有名キャラ? オッドアイの蒼い子? 落ち物ゲーのレジェンド?

~最強ボクっ娘列伝:vol.1~

吼える魔竜の捕喰作法(バルバクア)より

シェッセ・リハエル

シェッセ・リハエル/ Illustration by 大倉オクラ

・名誉ある竜伐騎士を目指す騎士団予備隊士の少女。
・騎士道精神を備えた誠実な性格。
・人当たりは柔和で、優しくて朗らか。

2012年にHJ文庫より刊行されたライトノベル(全5巻)です。

この作品はよくある中世っぽい雰囲気の剣と魔法とドラゴンのファンタジーRPG的な世界観の物語です。
難解だったり奇天烈な設定はなく、たとえ描写不足でもゲーム漫画ラノベで育った読者なら想像力で十分に補えるので、脳がとろけていても容易に読める優しい仕様です。

 あらすじ紹介。

 主人公である少女シェッセは、竜を狩る王立騎士団に所属していますが、とある理由で予備隊士という閑職に干されていました。

 同じく主人公である青年タクトは、ただの肉屋でありながらたった一人で強靭な竜を狩ってしまうという、竜伐騎士顔負けの強さをもっていました。

 ある日シェッセは騎士団から命じられた任務で、青年タクトの店を訪れます。
それは竜を殺したときに発生する結晶『竜仙華』をタクトから回収するためでした。

 しかし誉れ高い騎士を目指すシェッセは愚直で純朴すぎたが故に、タクトの巧みな口車にあっさりとのせられ、
 竜仙華を手に入れるための条件として肉屋のバイト契約を結んでしまい、不本意ながらもタクトの元で働く事となる。

という導入です。

その後はタクトの天下無双の強さに驚いたり、タクトの振る舞う珍しい肉料理の数々に舌鼓をうったり、テンプレラノベ万歳最強男主人公&リアクション担当ヒロインとなってしまうのですが、そこはまぁボクっ娘は可愛いので良しとします。

そしてはじまった2人ののんびり穏やかな牧歌的竜狩りライフ――かと思いきやファンタジー作品はやはり壮大な起承転結が付きもの。

なんやかんやでよくないことが肉屋の回りでたくさん起きて、
すったもんだのあげく引き裂かれたふたりの運命や如何に~~――というネタバレ無しのやさしいあらすじです。
王道ボーイミーツガールという10代で読むと感化されやすいジャンルです。

 よかったところ

この作品の私的評価点は、ストーリーよりも主人公タクトと主人公兼ヒロインシェッセの二人の距離感が絶妙なところです。

簡単にくっつきもせず、かといってシリアスにすれ違うこともありませんし、恋のライバルやハーレム要員の♀もむやみに増えません。

ぬるま湯で半身浴する気分で読めます。

巻数を重ねるごとに少しずつ二人の仲が深まり、やがて恋心が芽生え、愛へとつながる様が読んでいて非常に微笑ましいです。

ボクっ娘キャラを純粋なキャラ萌えとして描けている作品としては良策の部類だと思います。
惜しむらくは、尺の足りなさでストーリー終盤が駆け足気味でよくわからなかったことです。
「けど全編通してシェッセが可愛かったしまぁいいや!」というボクっ娘ファン的には幸福度高めの読後感でした。

全5巻なのでサクっと読めます。挿絵もかわいいです。

いじらしいボクっ娘を愛でたい方にはオススメです。

これにて第1回は終了です。

手元のボクノート※には100名近くボクっ娘の名前を連ねていますので、今後も不定期連載という形で最強ボクっ娘列伝は続きます。

また、恐縮ながらあくまでただ私が純粋に紹介したいだけの順番なので、作品やキャラクターに優劣があるといったわけではありません。

しかしながら、ボクっ娘と聞いて誰もがすぐにピンとくる有名所は、急いで紹介(布教)する意味も薄いので、おそらく後回しになると思います。

ちなみに三次元の一人称ボク人間の話は一切いたしませんのでご了承ください。
立体的な存在には今のところ興味がありません。2.5次元とよばれる存在もしかりです。ボクっ娘は平べったいほうがより好みです。

※名前を書かれたらボクっ娘になるノートがあればいいですね。

~次回の最強ボクっ娘列伝vol.2~

天然格闘少女ちひろちゃんより五十嵐ひなたちゃん。
たぶんエロ回。

お楽しみに!