ぼくっこ

’06年大学入学共通テスト(センター試験)にボクっ娘(僕っ子)小説が出題された

2006年の

大学入学共通テスト(センター試験)の

国語の問題に



主人公の少女の一人称が『僕』である

ボクっ娘小説が出題された

ことが話題になりました。



『僕はかぐや姫』著者 松村栄子の作品です。

<あらすじ>

進学校の女子高で、自らを「僕」と称する文芸部員たち。17歳の魂のゆらぎを鮮烈に描き出した著者のデビュー作「僕はかぐや姫」。「性」以前の澄明な精神を求めて、自らをと称する女子高生徒。17歳のうつろいやすい魂とジェンダーのうっとうしさを描いて、時代の皮膚を垂直に刺す第9回「海燕」新人文学賞受賞作。

大学入学共通テスト(センター試験)の

国語の問題は



現代文2題、古文・漢文各1題ずつの

計4問で構成されており



現代文のうち1つは小説文が出題され

語彙の意味を問う問題が3題と、

内容理解、構成・展開が問われます。


以下、大学入学共通テスト(センター試験)問題文一部抜粋。

【一】2006 大学入試センター 本試験 国語

次の文章は、松村栄子の小説「僕はかぐや姫」の一説である。千田裕生(ちだひろみ)と辻倉尚子(つじくらなおこ)は女子高校の同級生である。彼女たちは二人とも文芸部員で、自分のことを「僕」と呼んでいた。
これを読んで、次の問いに(問1〜6)に答えよ。    (配点 50)

ぼくに与えられた
ぼくの1日を
ぼくは生きるのを
ぼくは拒む

尚子の書いたそんな一説が、裕生を振り向かせたのは一年生の晩夏だった。それまで彼女たちは同じ部に所属しながら、先輩たちの膨大な知識やさめた思想、大人びた物言い、それでいてちょっと子供っぽい感傷に魅了され振り回されて互いに見つめ合うことさえしなかった。
 けれども、十六歳の世をすねたような少女には、先輩のおとなびた言葉よりはずっと尚子の言葉の方が身の丈に合っていた。裕生は尚子の言葉に注意を払うようになった。

以下省略。

当時、多くの話題を呼んだ

ボクっ娘小説『僕はかぐや姫』に

対する声を集めてみました。

大学入学共通テスト(センター試験)のボクっ娘小説 衝撃すぎて復刻を求める声

大学入学共通テスト(センター試験)に

出題されたボクっ娘小説が



いかに衝撃的だったのか

Twitterやインターネットのコメントで

調査してみました。



すると「衝撃的だった」と

主張する方の大多数は



試験どころじゃない」

「(絶版しているため)復刊してほしい」

と感じていたことが分かりました。

👨もしわたしが2006年センター試験受験生だったとして国語の現代文開いて僕はかぐや姫が出てきたら試験どころじゃなかったと思います。
🧑‍🦱センター国語過去問「僕はかぐや姫」は登場人物好きすぎて問題に集中できず回答外しまくった程度に僕っ子好き
🧑高校の頃の国語だと、センター過去問の「僕はかぐや姫」好きすぎてあれだけめちゃくちゃ点悪かったですね
👱‍♂️絶版と、センター試験の問題になったことによる知名度の上昇が重なり、入手が困難。 
かく言う私もセンターで知った身です。数ページ分が問題として出ていましたので読むことができましたが、例えるならばゲームの体験版をプレイしたあと、本編が発売していないようなものです。 
もどかしさから開放してほしい。
👩🏻センター国語にて出題されていたことが話題になっていたのがきっかけであらすじを知り、様々なサイトにて紹介されているのを読めば読むほど惹かれていき・・・これは買いだな!と勢い込んでamazonを開いたときの絶望感は忘れない。復刊心よりお願い申し上げる。 

主人公がボクっ娘である設定に加え

受験生と同年代の主人公の心情は

重なる部分が多く



問題に集中できないほどに

感情移入してしまったようです。

一方、『ボクっ娘で百合、中二病でキモい』との声も

その一方

『ボクっ娘で百合、中二病』と揶揄し

全く影響を受けなかったという声も。



『中二病』とは

中学校2年生ぐらいの年齢にありがちな



過剰な自意識

れに基づく言動や態度を表す俗語のことを指します。



『百合』とは女性の同性愛のことです。

👨僕の学年も過去問として『僕はかぐや姫』を解いたんだけど、僕っ娘でちょっと百合入ってて文学少女で中二病とかみんな好きに決まってると思って話題に出したら、「あーそんなキモい文章もあったよねー」くらいの反応で衝撃を受けたことがあった。
🤦‍♀️センター国語の過去問で、中沢けい『楽隊のうさぎ』と松村栄子『僕はかぐや姫』は、初読で生理的嫌悪感を催した。文章の読みにくさもさることながら、思春期特有の「痛い」感じがどうも好きになれない。ただ、問題として解くなら、こういう文章の方が正答率が高くなる。全く感情移入しないから。

そもそも己の人生を賭けた

一大イベントにも関わらず



ボクっ娘、百合小説に動揺し

自分の人生を台無しにするほど

馬鹿らしいことはありません。



感情移入せず

自分の目標を達成するための手段として



淡々と読み進める精神力も

大学合格には必要でしょう。

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