日本語は他国に比べ、『私・僕・俺・自分など』一人称が多く存在し、ビジネス文書で使われる『当方(とうほう)』や古式の『吾輩・我』などの一人称も含めると、20個は優に超えます。
それに比べ、外国語の一人称を見てみると、複数の一人称を持っている国もあるようですが、ほとんどは英語の『I(アイ)』、中国語の「我 Wǒ」、スペイン語「yo (ヨ・ジョ)」のように1つだけとなっている国がほとんどです。
一般的に男性が使用する一人称である『僕』を、女性が使うことを外国人はどう見ているのでしょうか?
ボクっ娘(僕っ子)についてどう思うのか、外国人や外国人の友達がいる日本人に聞いてみました。
バーレーン🇧🇭
そのギャップと謎こそがボクっ娘における最大の魅力です。女性的な見た目のキャラクターもいれば、性別が分かりづらい、中性的な見た目のキャラクターも、ボクっ娘という属性がつくことで一気にミステリアスさが上がります
日本人の意見でも”見た目と一人称のギャップが萌える”という意見を聞いたことがありますが、外国人も同じような感覚を持っているんですね。
南アフリカ🇿🇦
ボクっ娘はいろんな属性と合わせやすいところも魅力です。紳士的・ぶりっこ・繊細な子・わんぱくな子・猟奇的な子など……組み合わせはあなたの自由。
アニメのボクっ娘に対する意見でしょうか。
ボクっ娘というキャラクターを魅力的に感じているようですね。
イギリス🏴
古くから愛される「ボクっ娘」。これからももっともっと魅力的なボクっ娘が増えてほしいです
一人称がどうこう言うより、ボクっ娘という存在に惚れてしまっているようです。
アメリカ🇺🇸
やはり「ギャップ」が良いですね!可憐な女の子、そこにほんの少し「男の子」的な要素を入れることにより、そのキャラが持つ少女としての魅力が引き立つのでは?と筆者は思います
アメリカ人の主人にボクっ娘をどう思うか聞いてみたのですが、アメリカでは戸籍上女の人でも自分のことを”He”と呼んでくれとか、自分の性がわからないから”They”と呼んでくれというよう風に多種多様性に溢れているので、一人称が僕の女性でもその人はそういう性格の方なんだと言う風にすんなり受け入れることができるといっていました。
「どうして女性の人が男を指す言葉を使うのかよくわからない」とアメリカ人の男性に言われた。
その人はアニメが好きな人で、アニメ内で僕っ子を見たことが何回かあるらしく、可愛いと言っていました。実際にはあまりいないから見てみたいと言っていました。
同じ出身国でも、「よくわからない」「そういう性格なんだと受け入れる」と相対するご意見が聞かれました。
考え方の違いは、国民性よりも、置かれている環境や経験が考え方に影響しているのかもしれません。
韓国🇰🇷
一見男の子か女の子かわからないキャラクターの一人称が「ぼく」だと、「この子はどっちなんだろう!?男の子かな?女の子かな?気になる!」とそのキャラクターのことが頭から離れなくなる…制作陣の思うつぼ、ですね……でもあえてその罠に飛び込みたくなるのがオタクとしての性(さが)です
オタクは世界共通!
中国🇨🇳
友人が中国人ですが、アニメに出てくるボクっ娘が可愛いので可愛いイメージがあると聞いたことがあります。
日本のアニメは世界を魅了していますね!
サウジアラビア🇸🇦
一般的に普段遣いとして、男性は“俺・僕”、女性は“私”を使うのかなと、本当に個人的には思います。ジェンダーレス化の進む現代では、単純にどうでも良い話なのかもしれませんが、どうかお付き合いください。
一人称に男女の区別はないアラビア語圏の方でも、一人称と体の性別が違ってくると違和感を感じるようです。
サウジアラビアは服装や社会活動など、男女を明確に分ける風習があるため、一人称に関しても違和感を感じる要因になっているのかもしれません。
カナダ🇨🇦
「僕っ子は痛い!」という強い主張を見て、改めて世間の実際の意見はどうなのか疑問に思ってしまいました。しかし、私は(ボクっ娘は)素晴らしいと思います
個人的にはボクっ娘が好きなようですが、世間のボクっ娘に対するマイナスイメージに、ご自身の感性とのギャップを感じている様子。
しかし、国を超えてボクっ娘が人気があるのは間違いなさそうです。
国籍不明
最初は理解できなくて、混乱した。今はそういうキャラみたいな感じで、面白いと思って受け入れられる
一人称が複数存在するのが珍しいので、深くは気にしていないと聞きました。
30代独身の許容されるボーダーライン。社会人活動の点では、コミュニケーションの課題は残されそう。
女の子でありながら、男性が使う一人称である「ぼく」を使うそのギャップがたまらない!と常日頃思っています。
冷静にボクっ娘の分析している外国人もいて驚きです。
そして!ギャップ萌えはやはり、世界共通ですね!